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印刷マメ知識

2018.10.13

ホットスタンプの『版』とは

株式会社アマサキでは『ホットスタンプ』という印刷方法があります。
『型押し』や『エンボス加工』とも言われる印刷方法です。

弊社では小型の機械を使用しており、主に200mm角のテーブルに乗せられる範囲で
主に手帳やカレンダー等、紙や皮革の製品に加工する事が多いです

インクを使用する印刷と違い、『箔』と呼ばれるツヤのあるシートを熱によって
商品に密着させたり(下記)

 

箔を使用せずに熱っした刻印を押し付ける『型押し(空押し)』という方法も
ホットスタンプ印刷ならではの仕上がりです。

その際に必要になるのが『刻印』と言われる『版』ですが

アマサキでは主に『マグネシウム版』『銅版』『真鍮彫刻版』の
3種類を使い分けしております。

用途としては『マグネシウム版』は安価で作成も早いのですが
薄い為、何度も使用すると反り返り使用が出来なくなる為
 リピートの多い案件には不向きです。(下記)

 

『銅版』は上記の反り返りが出にくい物になり、長年(何回も)使用する際に
反り返りが少なく再販の必要性が低くなります。(下記)

『真鍮彫刻版』になると、反り返る事もなく、下記写真の通り刻印の溝が深く
柔らかい商品の際に深く押し込む事が可能になります。(下記)

 『マグネシウム版』や『銅版だと』写真の部分と版(盛り上がり)が近く
深く押し込むと版の土台の型が写ってしまいます。

           『マグネシウム版』
               ↓
             『銅版』
               ↓
            『真鍮彫刻版』

の順に版代は高額になりますが、品質は上がります。

またそれぞれの版代はデザインサイズや細かいデザインに因って変動する為
お見積もりを作成する場合には少しお時間を頂く事になります。

作成をお考えの方はデザインの入稿と共にお見積もり依頼を頂けると幸いです。

 

アマサキにはインク以外の印刷方法もあります。
インクの密着の悪い商品への印刷の際、『ホットスタンプ印刷』という選択肢はいかがでしょうか?